kiroku

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日々の記録

『500日のサマー』(500days of summer)

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テンポの良い映画。何回みてもやっぱり好き。たとえ出会いが運命だったとしても、恋愛観が違えば恋人にはなれないし、ある瞬間から運命の相手でもなくなる。「誰かの所有物になりたくない」「恋愛は面倒だ」って言いながら「運命」を感じて結婚するとか、自分のことを好きだった男と再会して「運命を感じたの」と結婚報告したり、あなたとは「運命じゃなかった」とあっさり言い放つ1ミリの未練もなさそうなところも好き。自分の気持ちに素直に生きることは時に人を振り回してしまうかもしれないけれど、そこに巻き込まれるかどうかは相手も自分の意思で選べるわけだから、と思ったり。何よりトムの単純さが丁度いい。

トムの住む街には40万の職場があり、ビルは9万1,000棟 、人口は380万人。

彼女と出会った理由は1つ「運命」だ。

恋人になるのは嫌なの。誰かの所有物になるのは最悪。自分自身でいたいの。恋愛関係は面倒だし傷つくのも嫌。  

「愛は絵空事よ」「君は間違えてる」「どう間違ってるの?」「愛を感じれば分かる」

「朝起きた時に君の気が変わっていないって思いたいんだ」「そんな約束はできない。誰にも。」

「ある日、目覚めて気づいたの」「何を」「あなたとはうまくいかないって。」

1年のうち、その殆どは平凡なものだ。始まって終わる。思い出に残るような事は起きない。ほとんどの日は人生に何も影響を与えない。

偶然、それは偶然以上の何でもない。