kiroku

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日々の記録

幸せとストレッサー

9月、体調不良。自室の片付けをしていると、つい本棚に手が伸びてしまって進まないのが悩み。ふと手に取った詩集の詩が刺さって抜けない。

ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて

 

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか

 

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし

 

初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志にすぎなかった

 

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄

 

自分の感受性くらい

自分で守れ   

ばかものよ

                      『自分の感受性くらい』茨木のり子

タイへの渡航日まで約1ヶ月というのに準備も進んでいない。怠惰。

最近感じた幸せについて記録しておく。まずは先日、スマホに乗り換えた祖母が慣れないながらも嬉しそうにスマホを操作している様子が愛おしく感じられること。そして昨日の十五夜、果物や月見団子を用意して中秋の名月を鑑賞。それから祖父のお墓参り。毎日を幸せな気持ちで過ごせることの幸せ。

SNSでの他人のやりとりの中に、無意識なのか相手を傷つけるようなメッセージを送っている人を見かけてモヤモヤするなど。求められていないのに割って入って発言して気持ちを掻き乱すような人にウンザリする。自分に対する脅威には敏感で、相手の気持ちは考慮できない人。相手の全てを知ろうとする人。知っているつもりでいる人。最近はそういうストレスが大きい。SNSに向いていない。

好きな人と、大切な人と過ごしたい。私を傷つける人にどうして親切にしないといけないの。どうして時間を割かないといけないの。使わないものは捨てる、合わない人とは離れる、暮らす土地だって変える。苦労はしないほうが良いし、何度だってやり直せるなんて綺麗事。高い感度と明確な価値観をもつ努力をして、自分のために自分で取捨選択して生きていかなきゃいけないでしょう。