kiroku

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日々の記録

渡航ブルーとか。

タイへの渡航を目前に渡航ブルー期間に入った(多分すぐに抜ける)。

自力で就職先を探して「2度と日本には帰らない」と台湾へ渡った大学4年生の、あの時の行動力と希望を呼び戻したい。下手な英語と中国語で何校にも問い合わせたこと、海外就職に必要な証明書を「そのような前例がないから」と言って発行してくれない教務課に何度も交渉したこと。社会に出て初めて知る自分の無知さ、社会のジェンダーギャップ。「あ、いまの性差別だ」「私が男なら…」と思うことが増えていく日々。人生の選択をする時、いつも性別や年齢が足枷になる。

「人に甘えず自立したい」「強くなりたい」と言って地元を離れ、「私のことを知っている人がいない場所へ行きたい」「強くなるために厳しい環境に身を置かなければ」と言って海外に就職した。優しい人に囲まれて生きてきたけれど、” 自分のために行動してくれる誰かがいる環境 ”ではなく、” 自分で行動しなければ何も変えることができない環境 ”に飛び込まなければ私は変われない。若くて、無知で、無鉄砲だったけれど、そのおかげで今の私がいるのなら過去の選択は正しかったはず。

渡航ブルー、日本に帰国してからの生活が長すぎたかな。居心地が良すぎて心まで浸ってしまったような感覚。