kiroku

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日々の記録

大学卒業と弟

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卒業式。昨日とよく似ているような日。

昨日から弟が私の家に来てる。「言っとくけど、お姉ちゃん僕よりもっと変だよ。」って真顔で言う弟、何が「言っとくけど」だよと思いながら相槌だけうつ。芸術やデザインを学んでいるらしい弟が、芸術やデザインの話をする。1ミリも頭に入ってこない。1Kの部屋は一人増えただけでも狭くて圧迫感が増す。弟は私の卒業式に向けて前泊して、すぐに帰った。そんなに私が好きなんだなという自惚れ。弟は家族想いで、人生の節目にはいつもプレゼントやメッセージをくれるタイプ(人に興味がない私とは正反対)の人。「謝恩会は興味が無いから行かない」と言って、式後すぐに袴を脱いで帰る私に「お姉ちゃんの協調性の無さと意志の強さが羨ましいよ」と言って帰っていった。私は誰かと一緒に時間を共有することが好きじゃないし、謝恩会に行ってまで惜しむような別れも無い。卒業式だけで十分。

一生付き合っていくであろう友人にも出会えて、人生の糧になるような思い出もたくさん出来た。入寮したころ屋上で泣きながら「帰りたい」と毎晩のように電話をかけたこと、夜中にアイスを買いに行って皆で食べたこと、入浴剤でお風呂が泡まみれになったとか、退寮前夜に徹夜で荷造りしたとか。楽しかったなぁ。1人暮らしをしたのも良い経験になったし、入寮日に泣いて母と駅で別れた自分のことさえ懐かしい。1人じゃ何もできなかったのに、台湾に行くなんて我ながら強くなったなと思う。そしてバイト先にも恵まれた。辛いことや不満もあったけど人に恵まれた4年間だった。大学生活で何よりも大きかったのは日本語教師になると決めたこと、先生に出会えたことで人生が変わったこと。この先もそう思えるように頑張りたい。

でも大人になりたくないなぁ。社会人いやだなぁ。袴疲れた。