kiroku

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日々の記録

GWのこと

 

書店で、一冊まるごと立ち読みして帰っていく人がいるらしい。無銭飲食と同じだよね!と知人が荒々しく言う。立ち読みしていく人の話より、知人の例えの上手さに感心して話が入ってこなかった。無銭飲食、確かにそうかもしれない。それにしても、小説を立ち読みで完読できる速さと心の強さは羨ましい。

 

電車で向かいの席のカップルの男性と目が合って一瞬どころか目的地までずっと気まずい。どこを見ればいいのか分からなくて悩む。真顔のつもりだろうに笑っているような顔の人に戸惑う。後ろにトイレットペーパーでも付けて来てしまったかなとか、大量のパンを購入したことを笑われているのかなとか、なんとなく、いや、すごく居心地が悪い。笑顔が不気味な人は恐怖心を沸かせ不安を煽る。二駅進んで彼女が降車ボタンを押した。けれど間違えたようでその駅では降りなかった。「あなた押しましたよね」という乗客の視線。カップルは身を寄せ合って間違えちゃった♡みたいな雰囲気で。そうか、そういう感じ、幸せになってください。

 

高校生が自転車に2人乗りで駆けていく。きっと2人にとっては大切な青春の思い出の1つなんだろうけど、交通違反をしちゃうお互いの価値観に冷めないんだろうか。こんなこと思うのって老化の始まりかもしれなくて鬱。

 

歩道のない狭い夜道、向いから中年の男女が歩いてくる。1つのレジ袋を真ん中にして2人で仲良く持って歩いてる。幸せならそれでいいんだけど、ここは狭いし歩道も無いからできれば1人で持って1列で歩いてほしい。学生なら可愛いねで済まされることも、中年にもなると非常識な男女と思われるんだ。気をつけよう。

 

念願のパン屋さんへ行った。1人で製造していて商品が少ないので、購入は1人一種類につき1つだった。自分が食べたくてコーヒーサンドを買った。「これ、ばあちゃんが欲しいって言ったらどうするの?先に取っておけば?」と母が気遣ってくれた。「その時は譲るよ。ばあちゃんは残された未来が私より短そうだから。」…本当に無神経な私。母の前では唯一、自分を包み隠さないので言いたい放題になってしまう。良くない。非常に良くない。

メルカリから届いた、私が買ったはずの雑誌。いやしかし何で買ったのか全く分からない。確かに私が買ったし、決済したのも覚えているけれど、何故買ったのか本当に分からない。そして、もう一つ怖いのが、GWの間に25冊も本を買ってしまっていること。普通に怖い。気軽に書店に入るの控えよう。