kiroku

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日々の記録

異文化受容力

「コンビニで働く外国人の日本語を笑いにした番組」が放送された話。私も中国語を笑われたことがあるし、そういう人って何処にでもいるんだろうなと思って。笑われたくらいのことかもしれないけれど、タイミングが合えば心は簡単に崩れるのに。しかも、"笑われる辛さ"は突き刺さる。笑う側の人には分からないだろうけど。「嫌なら外国へ行かなければいい」とか「あなたの外国語が下手だから」とか「自分で選択したんだろ」とか言う話の通じない人も大勢いて触れるたびに疲れる。外国人の日本語を笑う人ほど、コンビニで働けるレベルの外国語を話せない人たちだったりするのに、その感覚が不思議でならない。想像力の欠如が生み出す差別、それも平気な顔で日常的に。無意識の差別、無意識というくらい日常に馴染んだ差別。差別的なことや異文化理解に於いて進行が遅いなと帰国するたびに感じるし、そういったことへの感度が低い。例えば、韓国のアイドルが日本で働く様子を見て「出稼ぎにきた」という人、外国人労働者や留学生に対して「外国人は出ていけ」という人。日本に根付いてしまっている、そういう風潮が痛い。間違いや失敗を平気で笑ったり、馬鹿にしたり。見て見ぬ振りをしているうちに、後戻りできなくなりそう。