kiroku

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日々の記録

刺激的な台湾、一時帰国。

一時帰国からの回台湾。

仕事を終えて即ウーバー手配。例の如く、深夜の高速道路をぶっ飛ばす運転手。私の発音で日本人だと気づいたらしく、日本旅行の思い出話をしてくれた。途中、「何があっても絶対に目を合わせるな」と言われた後の信号待ち、物乞いらしき人が窓を叩きにきたり、右手に謎の白い粉を持っている人が覗き込んできたりして変な緊張感に包まれた。バス乗り場に着くと日本人観光客が数人。音楽を流す人、遠慮のない声量のおしゃべり、運転手の急ブレーキ、大雨。「ここはまだ台湾だな」って、そんな感じ。それでも1メートルでも日本に近づいているのが嬉しくて浮かれつつ、空港でウン十万円分を換金して札束を数えながら飛行機を待った。

そしてここからが本当の恐怖の始まり。

搭乗手続きをするためにカウンターへ向かうと、受付のお姉さんに日本語で「あなたを調べます。ビザを調べます。」と言われ待機に。ここまでは笑っていられたけれど、個室へ連行されてからは人生終わったと思った。台湾に来てから、ここには書けないようなことがありすぎて、ついに逮捕されるのかと思いプチパニック。「日本へ帰れないかも」「不法滞在かも」「台湾で逮捕かも」と早朝に母へ鬼のLINE。社会的地位の高そうな男性が出てきて「勤務先へ電話して」って、電話するのはいいけど早朝5時…。それにしても「中国語できる?」と聞かれた時の思考回路は人生最速だったと思う。(「中国語分からないって言った方がいいかな、でも就労ビザ持ってるのに中国語話せないって無理があるかな、ちょっと分かるくらいって言うのがいいかな」みたいな。)そして時間が過ぎ、無事に疑いが晴れて出国できた。お姉さんと社会的地位の高そうな男性が「ごめんね、問題なかったよ。良い休暇を!」と言ってお見送りしてくれた。いい経験をした。ラッキーだな私。ここぞという時の運だけはある。

休暇を終えて台湾に帰国。台湾の自宅に着くまでに日本の自宅から10時間。疲労困憊。台北ではお金を出せば手に入らないものは無い。もう当分は日本に帰国しなくていいやと思う。来年こそは引っ越したい。

いつか何もかも全部話したいけれど、話せないようなことがありすぎる。私が持っていたステレオタイプの問題だと思うけれど、中国生活より台湾生活の方が刺激的。