kiroku

kiroku

日々の記録

かたちのないもの

今この瞬間、イタリアは6時で、アメリカは0時だってことを不思議に思う。それから、中国だって地図で見ると横に長いのに、西の端も東の端も時刻は同じらしい。それなら例えば、朝の5時と聞いて連想する空の色も東と西で違うのかな。誰かにとって真っ暗な夜の7時は、誰かにとってはまだ明るいのかな。時間って、言葉って何なんだろう。伝えるとか、価値観とかって何なんだろう。

未来がある約束なんてないのに、いつも未来のことを考えて不安になってしまう。歳を重ねて自分に残された未来が少ないと解れば、未来のことなんて考えずに済むのかな。それって幸せなのかな。

幸せになりたい。大切な人と一緒に暮らして、休日を満たすために働きたい。仕事のために生きるのではなくて、毎日ちゃんと熟睡したい。クリスマスや正月は休みたい。普通に暮らして、貯金もできるくらいの給料が欲しい。私が欲しいのはそういう幸せ。ドラマチックなのじゃなくていい、子どもの頃に当たり前だと思っていたような幸せ。大人になって気付けば困難な幸せになっていたみたい。

最近、早起きが苦手なんじゃなくて、ただ睡眠を何よりも優先したいだけだって気づいた。睡眠時間を確保できていないと生活も心も崩れてしまう。寒いのも好きじゃないから、本当は暖房ガンガンつけたいし、ずっとコタツで寝ていたいなぁ。テレビの音を流して、本に囲まれて、カフェラテを飲みながら、ずっと冬休みの中にいたいなぁ。毎日ちゃんと決まった時間に働いて、夜は自分の時間を確保したいし、理不尽に怒られたくない。人間関係の微妙な刺々しさを感じたくない。みんな仲良く生きようよ。優しい心で接しようよ。そんな職場あるないない…あるけど巡り会えない。

ひとりぼっちで生きていくくらいなら死んだ方がマシだと思う。誕生日もクリスマスも元旦も1人で過ごすなら、それなら、私は死んだ方がいい。親しい人だけ居てくれればそれでいいのに。

大体の人は優しいけれど、余裕が無いときの相手の苛立ちくらい、そんなこともあると受け流せるような人でありたい。他人の言葉に敏感になって傷つきたくない。