kiroku

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日々の記録

連日の大雨

ここ数日は雨が続いていて、ネットから警報や災害の情報が入ってくる。大雨は災害につながるので良くないなと思うけれど、私は大雨が好き。朝起きて雨音が聞こえると目覚めが良くて気分も良い。小雨じゃ雨音が聞こえないから意味がない。土砂降りじゃないと私にとっては何の価値もない。雨の日が嬉しいというより雨音が嬉しくて窓を開けて雨を眺めるんだと思う。今日も気づいたら30分くらい経っていた。

以前「大雨が好きなんです」と言ったら「病んでるんですか(笑)」と返ってきたことがあって、それを何故かずっと覚えてる。雨が降るたびに思い出す。どうでもいいようなことだけど、全然どうでも良くない。こういう時「病んでるんですか(笑)」みたいに返されるのが私は好きじゃないんだと思う。そういうのを避けて生きてきたようにも思う。日常の些細なところに本来の姿は出るし、隠せているつもりでも他人から見れば隠せてすらいなかったりする。そしてつい「見えていますよ」と言いたくなったりして、でも巻き込まれたくないから、そこで終わり。

最近は時間に余裕があるから日常の些細な1コマに過去を重ねたり、思い出したりしてしまう。悪いことではないけれど別に幸せなことばかりでもない。余裕があると言いながらタイ語の勉強はしていないし、本ばかり読んで、洋書を翻訳して。好きなことだけの退屈な毎日。

昨夜は涼しかったから久しぶりに部屋の窓を全開にした。窓枠に腰掛けて、部屋を真っ暗にして、何も考えずに、ぼーっと外の灯りを眺めてた。中学生の頃、毎晩のように部屋の灯りを消して、お気に入りのラジオを流して、ただぼーっとしていたのと同じ。昔から定期的に泣きたくなることがあって、そういう時は悲しい音楽を聴きながら一晩中、気が済むまで泣く。何も変わっていない。私だけ立ち止まって、進んでいなくて、何も変わっていない。生きている意味もなくて、役割もなくて、心が衰弱していくことにも抗おうともしない。

明日も大雨だったらいいな。